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ラオスは豊富な水資源が知られており、出典阿部達也・小藪仁「電力事情『ラオス の開発と国際協力』2003によるとラオスの水力発電資源は1800万kWであると言われてお り、九州電力の総発電設備に匹敵する大きさであるが、現在までに開発された水力発電 設備は63万kWとその4%に過ぎない。ラオスの主要輸出品として電力は1980年代半ばまで は輸出額の60%程度を占めており、一時そのシェアは低下したが、1999年には衣料、木 材に次ぎ、電力輸出額は5710万ドル、外貨獲得額の21%を占めている。その原動力がナ ムグム水力(発電所)であり、ラオス発の民間投資を活用した発電所であるトゥンヒン ブンIPP水力、そして近い将来建設が計画される世界的な注目を浴びたナムトゥン2IPP 水力と続いている。
木材の輸出に関しては、政府は、国内加工による完成品輸出を促進するため、原木 輸出を原則輸出を原則的に禁ずるとともに、木材価格を原木輸出用、半製品輸出用、 国内最終加工用の順に、価格制度を設けている。
縫製業では、原反の全量を、絹織物業も国産原料の供給では不足する生糸を輸入に 頼っているため、業界の成長が輸入の増大をもたらすという図式にもなっている。
手工芸は職人から芸術家までを含んだ奥の深い分野であり、その発展は文化国家 としての誇りである。