ラオスの暮らし


【人口】 691万人

【面積】 日本の63%で国土の約70%は高原や山岳地帯である。

【首都】 ヴィエンチャン

【地理】 インドシナ半島の中央、北緯14度〜22.3度のメコン川下流域に位置し、四方を5つ
     の国――喜多は中国、東はヴェトナム、南はカンボジア、西はタイ、北西はミャ
     ンマー――に囲まれた内陸国で、地下資源、森林資源、水資源が豊富である。

【政体】  社会主義国家


【国民】 地理的な特徴と冷涼な気候が相まって、ラオスはさまざまな民族と言語の交差点と
     なっている。出典西澤伸善「ラオスのプロフィール『ラオスの開発と国際協力.2003
     』」によると、政府はラオスに住む人たちの言語を4つのグループに、種族を49に分
     けている。また、ラオスの人口分類で興味深いのは人々を住む高さによって分類す
     ることとしている。すなわち、およそ海抜400m以下に住む人たちをラーオ・ルム
     (低地ラオ人)、山の中腹に住む人たちをラーオ・トゥン(山腹ラオ人)、およそ
     海抜800m以上の高地に住む人たちをラーオ・スーン(高地ラオ人)と分ける。ルム
     、トゥン、スーンはそれぞれ下、上、高を示すラオ語である。そして、ラーオ・
     ルム、ラーオ・トゥン、ラーオ・スーンは単に居住空間の違いだけでなく、住む種
     族も言語も異なるのである。加えて、政治的位置や、自然環境による生業の違いか
     ら経済環境も異なっている。西澤氏はラオス固有の開発の難しさについてかなりの
     人口(ラーオ・トゥンおよびラーオ・スーンを合わせると総人口の43%を占める)
     が開発が容易でなく且つ遠く離れた地域に種族ごとに小規模に分散して住んでいる
     ところにある。各種族はそれぞれの言語を話し、固有の文化、伝統、生活様式を守
     りながら地域ごとに暮らしている。地理的に離れていることや言葉・文化の違いは、
     ヒトとモノの交流を妨げ、人種・地域間の格差をもたらす大きな要因であるとして
     いる。

【言語】 ラオ語:ラオ族の言語である。使用分布は、ラオスと東北タイで使用されている。

【産業】  ラオスは人口の85%が農業に携わり、GDPの52%が農業生産に依存している農業国
     である。

【時差】 日本と2時間




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